文先生に対して、失礼でしょ!・・と、思った時

昔の人は見たことがある・・と思いますが、


 ”文先生が朴青年を背負って海を渡ったときの写真” の事です。


初めて写真を見たのは、所属していた教会で・・
 「文先生が海を渡った時のお写真です。
  販売しますので必要な方は買ってください」という、紹介が
 あった時でした。


そして・・しばらく? の間・・
御父母様のご聖婚の写真と一緒に机の上に並べられて
販売していました・・ですが・・いつの間にか・・
本当に何の説明もなく・・いつの間にか、
その写真だけがなくなっていました。


それから、写真を見たのは数年後でした。
地区の本部教会での ”講義” に参加
するようにと言われ、行くと・・


 ”主の路程” の講義でした。


そして話の最後に・・スクリーンにその写真が
映し出されました。


その時の私は・・
「えっ・・この写真って ”アベル? 霊の親? 誰だっけ? ・・が偽物?” って
 言っていたような・・」


あれっ・・
と、思っていると・・
写真と同時に悲しいBGMが流れてきて・・
後ろの席の方ではすすり泣きの声がしてきました。


それで私は・・見るとはなしに・・周りを確かめると・・
泣いている人と、冷めた目でスクリーンを見ている人と
半々ぐらいでした。


 えっ?・・もしかして、この講義ってそれを確かめるための物


この写真を ”文先生の写真” と信じている人と・・信じていない人・・
それを確かめるために私はここに動員された・・?


で・・こういう場合・・私は泣くべきか、泣かざるべきか?
と、考えましたが・・なにより思ったことは・・
「この写真を文先生と思うなんて・・失礼でしょ!」
ということでした。


  写真は、少年が着ぶくれの男性を背負って水の中を歩いているもの。
  ランニングシャツに短パン、素足にサンダル、頭は丸刈り・・
  日本では小学生の格好。
  足も手も細く・・痩せているのではなく骨自体が細くて子供の骨格。


???・・
普通・・人は名前を間違えただけで・・失礼に当たると思います。
特に知っている人から・・「OXさん」と違う名前で呼ばれると・・
大概の人はムッとなる・・のではないかと思います。
 (親しいと思っていたのは自分の方だけで、相手は名前さえも
  知ってなかったのか)と。


それを写真で・・間違えるだなんて・・
なんて失礼な人達でしょう。


文先生はこの時、30歳!!
30歳のいい大人がする格好ではない!
第一避難民は逃げるのに必死だから・・ひげをそる時間もないし
風呂にも入っていないでしょう。


それが、小ざっぱりとした格好に、刈られたばかりの丸刈りの頭に
つるつるの足につるつるの腕に顔ひげもなし。


まるで・・トマトの写真を見せられて
「さぁ メロンよ。凄いでしょう。おいしそうでしょう。」
という感じでしょうか?


顔ひげもすね毛もまだ生えていないこの少年を見て
なぜ、30歳の文先生だと思えたのか?
もしかして・・
文先生は女性のようにすね毛を処理(そり落としていた)?
  風呂場で剃刀でジョリジョリ? 
  部屋の片隅で毛抜きで一本づつ?
・・とでも言いたいのでしょうか?


私はBGMの「さぁ、泣きなさい・泣くんだ」的な
雰囲気に反って泣く気にはなれなかったので・・


いい機会だとおもいじっくりと見ることにしました。
 やはり・・一番変なのは服装でしょうか。
 文先生が逃げたのは、流れている河さえ凍るといわれている ”冬”
 冬の北韓でこの格好はないでしょう。
 影も気になりました。人物の真下に濃く小さな影
 影の大きさからしても時期は夏でしょう。
 冬だったら・・もっと影は長く薄いはず。


と、ツッコミどころ満載でした。


ですが・・今・・思うと
泣くのが正解だった・・かも・・知れないですね。


講義に参加していた人達を思い出すと・・
多分・・
地区の教会から数名ずつ呼び出されていたようで、
(休憩時間に雑談していると・・色々な教会から数名ずつ来ていました)
なので・・
この写真に対しての教会員の意識を教会ごとで調べられて
いたのではないかと思います。


そして、なにより、そう思ったのは・・そのころの主の路程は長い講義
(7day  21day ) の修練会の後でないと語られなかったのに
その日はその講義だけでした。
やはり・・何かの目的があった・・のだと・・今は思っています。


  ???・・
  もしかして・・私のせいで・・お世話になっている教会の評価が
  下がったかも・・しれません。
  そういえば・・このころから教会の長に韓国人が多くなったような。
  (ジョーダンですが・・)