二軒の歯医者さん・・技術と器財の・・圧倒的な差

近所の7年程前にできた まだ 新しい歯医者さん。
評判はよいようで・・知り合いも通っている。


なので・・虫歯が出来たのを機に・・行ってみた。
   いつもは・・かかりつけ医があるので・・そっちへ行っているのだが・・
   ちょっと遠くて通いずらい。
   それで・・近くにいい歯医者があれば・・変えたい・・と、思っていた。


だけど・・行って・・ガッカリ。


設備が古い・・
多分・・どこかで開業していて・・移転してきたのだろう。


” ここで 治療するのか・・それとも やめて何時もの所へ行くのか ”


最初に 迷い始めたのは・・医師の手を見てからだった。


” この人の この手・・ 多分・・ この人・・ 器用 ではない ”


身近に手先の器用な人を見てきているので・・
大体・・手を見ると・・器用かどうかは・・分かる。


そして・・決め手となったのは・・


痛みもない歯の治療に 麻酔を使用する という説明を受けた時である。


” いや・・これぐらいの歯の治療に 麻酔 はいらない。
 この人・・やはり腕がないのだ。
 腕のなさを・・麻酔でごまかしているのだ ”


そう・・理解したときに・・私の迷いはなくなった。
そして・・どうやって・・この場を切り抜けるのかを 考えていると・・
医師の方から
「治療、どうしますか?」
と聞いてきたので・・
ラッキーと思い。
「考えさせてください。また来ます」
と言って・・帰ってきた。費用は 3060円だった。
歯全体のレントゲンと部分レントゲンの2枚の代金である。


で、私のお気に入りの歯医者さんにいくと・・
ここでの違いは・・まず・・
手鏡ではなく、治療台の前に患部を映し出すモニターがあって
患部を4~5倍にして見せてくれる。
モニターで分かったことは・・
 ” 鏡でみるより・・虫歯は大きくて深いことだった ”
ガッカリである。


そして治療・・やはり麻酔はいらなかった。


この歯医者さん・・本当に腕がいい。


昔・・患者が選ぶ名医100選に選ばれていた人である。
そして・・治療室には・・この者、技術優秀なり。という文面の載った
某有名大学卒業の学長賞の表彰状が飾られている。


治療に際して私が一番気に入っているのは・・技術もそうだが、
取り揃えている器具も最先端なのである。


歯を削るのに際しても・・治療台にそろえているドリルの種類の量が
前の歯医者の倍近くある。
そして・・特殊な光で細菌の有無を見て虫歯菌に
犯されているところだけを・・削ってくれる。
医師の説明では
「目で見ただけだと・・菌の有無が分からないから・・歯を削りすぎたり、
 菌の取り残しがあったりするんだ」・・とのこと


削るのも・・器具を・・三種類ぐらい使用する。
粗く削って、中間ぐらいのに、最後は磨きをかけてくれる。


そして、削りの最後には、菌を死滅させるために また別の光線を当ててくれる。
「これで・・菌を死滅させますね」と。


埋めた後も、二種類ぐらいの器具を使って、詰めたところを磨いてくれる。


さらに・・この歯医者さんは・・とても良心的な人なのである。
その後・・すべての歯を見てくれて歯垢も取ってくれて・・
歯全体のレントゲン代込みで 4700円だった。


  多分・・歯科医師会で決められている料金があるのだと思いますが・・
  その料金に、技術料に器財の料金を上乗せしても・・
  多分・・誰も文句を言わない・・と思います。