あの時・・どうする事が・・正解だったのか?

文先生の緊急入院後・・
いきなり出てきた・・お母様の言葉
最初に聞いたときは・・何を言っているのか・・意味が理解できませんでした。


「 御 聖 体 に 傷 を つ け て は い け ま せ ん 」


    その日・・私たちは急遽・・教会の礼拝堂に集められて、
      医師から示された治療方針 
      「喉を切開して、全身麻酔を止める」に
      お母様が反対して ” 御聖体云々 ” と言っている・・
    と、言う説明を受けました。


内容は・・いくら説明されても・・
意味不明でした。
   私達には・・原理があるのだから・・
   原理的には答えは出ている・・はず・・でした。
   文先生も仰っていたはず
   「現場で責任を持っている人が・・その場のアベルである。
    先生も台所に行けば・・台所の姉妹をアベルとして立てる」と。
   それが・・原理原則である。と。
   病院で文先生の生命に一番責任を持っているのは・・医師である。 
     *「医師が悪徳医師」の場合は別だ・・とは思いますが・・
   素人の韓夫人が治療に反対するなんて・・意味不明でした。
   普通は・・医師に従う・・はず。
   原理的にも・・医師(アベル)に従わないと・・いけない・・はず。


それを・・
「御聖体に傷をつけてはいけません」
だなんて・・
その場での雰囲気は・・
  ・・(答えが出ている問題に)・・
  何が言いたいのだろう・・
  何をもめているのだろう・・
そんな感じでした。


ですが・・次に礼拝所に集められた時は・・
七男さんの言葉で・・
「何とか、お母様を説得してください。医師に従うように説得してください。
 自分には力がありません。皆さんの協力が必要です」
お願いします。と・・涙の訴え。


・・・?
本当に不思議でした。
何故・・お母様を説得できないのか・・


原理があって・・医師の説明があって・・どうして
お母様が反対されているのか・・も謎でしたが、


何故・・七男さんが私たちにお母様を説得してほしい・・と
お願いするのか・・それも謎でした。


私たちはカインの子女。アベルの子女であるお子様方が
できないことを・・私たちが出来るすべはありません。


今・・思えば・・
多分・・
あの時・・
教会では何かが起きていたのでしょう。
それは・・
確かだと思います。


  *医師の治療方針が無視されるなんて・・異常ですし・・
  *私たちの拠り所である・・原理が無視されるなんていうのも・・
   異常ですし・・
  *家族同士で(お母様とお子様方で)意見が合わないのも・・異常でした。


それに・・私達には・・原理があるのですから。
お子様方が・・私たちに答えを求めようとしても
私たちの答えは決まっていました。


私たちの願いは・・文先生の回復でした。


そしてそのことを望んでいたのは・・
間違いなく・・医師とお子様方と全教会員でした。


それなのに・・何故・・それが・・
「御聖体を傷つけてはいけません」
の一言で・・覆されるのか・・わかりませんでした。
  ” 全身麻酔がどれほど・・身体にダメージを与えるか・・
   喉の切開など・・少し傷跡が残る程度・・のこと。
   全身麻酔を続ける方がよほど・・重大な結果を招くことになるはず。 ”


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重大な結果・・死 ・・を望んでいたのは一体誰なのか・・